ポッピン研究所

ストリートダンスの一種、ポッピングダンスの情報を発信していきます。

全ジャンルに活きる!最初に学ぶべきポッピンの技術

前回はポッピンの概要をお伝えしました。だいたいどんなダンスなのかがわかっていただけたと思います。

 

様々なスタイルがあり、最初は困惑するかもしれませんが、その分、自分の個性を強く反映させることができるので、唯一無二の、自分だけのスタイルを作り出すことができます。

(色んなダンサーを見てきましたが、ポッパーは他ジャンルに比べて変わり者が多いですね!変態と言われてみんな喜んでいます。)

 

そんな多種多様なポッピンですが、全てのスタイルに共通して必要で、なおかつ他のジャンル(他のスポーツにも!?)活きる技術がございます!

 

 

 

それは…

 

 

 

ポッピングorヒッティング(筋肉の部分的な収縮)と、キーピングor空間固定です!

 

 

 

 

 

いきなり言われてもなんのこっちゃですよね!

 

 

 

簡単に言えば、ポッピング(以下ヒット)は腕、足、胸など身体の各筋肉を意識的に、そして急激に緊張させる技術。(筋肉を動かす技術としてのポッピングはヒッティングと同じ意味です。カリフォルニアの地域によって呼び方が異なるようですが、やっていることは同じです。日本ではヒットの呼び方の方がメジャーですね〜)

 

 

https://youtu.be/NTZWHF6OnXA

 

 

 

 

そしてキーピングはパントマイムに見られる技術で、身体の一部を空間の一点に固定する技術です。

https://youtu.be/fhIOg7xMQlA

(動画の冒頭で見えない壁を演出する技術がキーピングの一種です!)

 

 

 

なぜこの二つが重要かといいますと…

 

 

 

 

それは、自分の身体を思い通りに動かす…すなわち、運動神経の訓練だからです!!

 

 

 

(百獣の王こと武井壮さんも「笑っていいとも」において運動神経についてお話しされてます。

https://youtu.be/ONtAwBLV4BE)

 

 

上記の動画でも言われていますが、人間、自分の身体を思い通りに動かそうと思ってもなかなかうまくいきません。

 

 

自分の身体を動かすということは、自分の筋肉を思い通りに動かすということです。腕を曲げたければ、上腕二頭筋に力を入れる、といったことをポッピンでは意識的に行います。ヒッティングはうってつけです!

 

 

 

そしてキーピングは、身体を動かす時の無意識の動作、癖を理解することで可能となります。

 

例えば、立った状態で片足を上げて見てください。すると上げた足と同じ側の手が後ろに引かれていると思います。

膝を曲げて体勢を低くして見てください。自然と両腕が上がっていると思います。

 

 

このように人間の身体は重心を保とうと、意識した所とは別の場所が自然に動きます。これらの自然な動きと反する動きを無理矢理行うのがキーピングです!

 

 

 

要は…

 

 

 

この二つの技術で、身体を思い通りに動かせる(運動神経の向上)、そして身体の癖を把握できます!(合理的な動作の把握)

 

 

 

運動神経という観点から、多ジャンルどころか様々なスポーツに活きることがわかっていただけたかと思います。

(昔から武術の達人は舞踊も上手な人が多いですし…)

 

 

 

 

ではダンスの専門技術的にはどこが全ジャンル共通なのか…

 

 

 

 

それはアイソレーションです!!

 

 

 

またよくわからないのが出てきましたね。

アイソレーション(独立)の名の通り、他の部分は動かさず、身体の各部位を首なら首より下は動かさず、胸なら下半身は動かさず、別々に動かす技術です。

 

 

https://youtu.be/ztPiV7L_cJM

 

 

 

 

この技術は、ブレイクダンスを除く全てのジャンルで基礎となる技術です。これができないとストリートダンスの多くの技が習得不可能になります。

 

 

 

長くなってしまいましたが、次回はその習得方法をご説明させていただきます。

ありがとうございました。